CIA長官のメールをハッキングした少年 懲役2年が決定
Kane Gambleという少年をご存知だろうか?
2015年、当時15歳だった彼はCIA長官の電子メールへ不正アクセスを行った。その後、自分の攻撃を自慢するためにTwitterなどでメールに添付されていた機密情報などを公開した。
今週の金曜日、その彼に対して懲役2年が言い渡された。
Kane Gamble
Kane Gambleは15歳という若さでありながら、Crackas With Attitudeと呼ばれるパレスチナのハッキンググループのリーダーをしていた。彼らの活動目的は、アメリカ政府機関への攻撃だったようです。まず、彼らはCIA長官の電話番号からキャリアがVerizonであることを突き止め、Verizon従業員にCIA長官の銀行口座の番号を含む個人情報を聞き出した。その後、AOLにアカウントがロックされていると嘘の電話し、CIA長官本人であるか確かめられた際に口座番号を伝えパスワードのリセットをさせた。
CIA長官のAOLのメールアカウントには機密情報が添付された電子メールなどがあったようだ。最後は、自分の攻撃成功を自慢するためにTwitterなどで証拠写真や機密情報を公開して逮捕された。
今回の判決について
彼は、2015年後半から2016年の頭まで犯行に及んでいました。そして、2016年2月に逮捕され、昨年10月に10件の容疑で裁判にかけられました。その後は、1月に最初の判決が出て、金曜日にあった最終判決で懲役2年が言い渡されました。
まとめ
大きな罪を犯したことは確かではあるものの当時15歳だった彼に対して、懲役2年というのは少し長い気がしています。MOTHERBOARDによると、彼は判決まで母親と暮らしながら学校に行き、ホワイトハッカーとしてWebサイトの脆弱性報告をしていたようなので、反省して自分の能力を活かして社会のために活動していることを尊重してあげるべきかなと個人的に思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回の事件を詳しく知らなかったため色々調べてはみましたが、間違っている点もあるかもしれません。もし、何か間違っている点などありましたらコメントください!
参考
Teen Who Hacked CIA Director's Email Tells How He Did It | WIRED
A young hacker violated the CIA Director's private AOL emailSecurity Affairs